幻の黒猫

2006年の日記もどき:10月

10.1.2006

[book][さ]『一瞬の風になれ 第二部』佐藤 多佳子:講談社

2006/10/01

先週は佐藤多佳子ウィークだった。出ているのを知らなかった『一瞬の風になれ 第一部』から始まって上記の二部、勢いあまって文庫版「しゃべれどもしゃべれども」、「黄色い魚」と読んだ。どれもよい。「しゃべれどもしゃべれども」ヒロイン十河のツンデレっぷりはいつ読んでも素晴らしい。ツンデレ女王各務亜樹良には負けるが、孤高のツンデレ太刀洗万智には迫る勢いである。 あと瞳子を入れて四天王を結成すべきか。(←べきか、じゃねーよ)

一瞬の風になれ 第一部  <strike>イチニツイテ</strike>
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ
  • 著者:佐藤 多佳子
  • 出版社:講談社(全書籍)
  • 頁数:228 ページ
  • 2006/8/26
  • \ 1,470 (税込)
  • 出版社/著者からの内容紹介:
    「速くなる」 ただそれだけを目指して走る。 白い広い何もない、虚空に向かって…………。 春野台高校陸上部。とくに強豪でもないこの部に入部した2人のスプリンター。ひたすらに走る、そのことが次第に2人を変え…… >>

一瞬の風になれ 第二部
  • 一瞬の風になれ 第二部
  • 著者:佐藤 多佳子
  • 出版社:講談社(全書籍)
  • 頁数:273 ページ
  • 2006/09
  • \ 1,470 (税込)
  • 出版社/著者からの内容紹介:
    何かに夢中にだった、すべての人へ贈る青春小説 「最高だ」 直線をかっとんでいく感覚。このスピードの爽快感。身体が飛ぶんだ……。 少しずつ陸上経験値を上げる新二と連。才能の残酷さ、勝負の厳しさに出会いながらも強烈に感じる…… >>

黄色い目の魚
  • 黄色い目の魚
  • 著者:佐藤 多佳子
  • 出版社:新潮社(新潮文庫)
  • 頁数:455 ページ
  • 2005/10
  • \ 660 (税込)
  • 内容(「BOOK」データベースより):
    海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている…… >>

しゃべれどもしゃべれども
  • しゃべれどもしゃべれども
  • 著者:佐藤 多佳子
  • 出版社:新潮社(新潮文庫)
  • 頁数:421 ページ
  • 2000/05
  • \ 620 (税込)
  • 内容(「BOOK」データベースより):
    俺は今昔亭三つ葉。当年二十六。三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、未だ前座よりちょい上の二ツ目。自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短い。女の気持ちにゃとんと疎い。そんな俺に、落語指南を頼む物好きが現われた…… >>

10.2.2006

[book][こ]『マリア様がみてる (大きな扉小さな鍵)』今野 緒雪:集英社(コバルト文庫)

2006/10/02

五枚そろわないとカードにならないポーカーの中で、スガさんは最後の一枚が引けなかった。
(アルバム「4Flusher」発表時の「ロッキンオンジャパン」のレコード評より)

cite ( 「スガシカオの10年」『bridge』50号,2006年 )

今回めくられたカードでは、ロイヤルストレートフラッシュを狙うのは難しいのでは、と思う。作者はそれに気付いているのだろうか。もちろん僕の気のせいかもしれないし作者に「そんなものは狙ってませんよ」と言われるかもしれないし、そもそもポーカーに例えること自体が間違っているかもしれない。

  • 祐巳が普通に出来た上級生してて面白いなあ。今回のエピソードの後、世代交代してマリみてをまだ続けるのであれば、もう祐巳視点はいらないかも。
  • 一番面白かったのは「〜私は祐巳に日々いろいろな話をするの。〜」という祥子さまの台詞。仲いいなぁ(笑)。学校ではそんなに時間なさそうなのに。寝る前に電話で毎晩1時間くらい普通に話してそうだぜとかこの一文だけで色々と想像してしまった。

マリア様がみてる−大きな扉 小さな鍵
  • マリア様がみてる−大きな扉 小さな鍵
  • 著者:今野 緒雪
  • 出版社:集英社(コバルト文庫)
  • 頁数:196 ページ
  • 2006/10/3
  • \ 440 (税込)
  • 出版社/著者からの内容紹介:
    バレンタインを間近に控えて瞳子は…!? 生徒会役員選挙が終わったリリアン女学園。瞳子が立候補した理由を、祐巳と乃梨子は考えていた。一方、スキーから帰ってきた柏木は、祥子と話をする。柏木は、祐巳と祥子のことを気にしていたが……… >>

10.8.2006

[music] 『僕らの音楽』,『 ZERO 』

2006/10/08

吉井和哉ゲストの「僕らの音楽」で、布袋が彼の代表曲のひとつ「スリル」で吉井と競演。布袋のあまりの布袋っぷりにゲラゲラ笑いつつも感動した。そうか俺はボーカリストの横で戦いながら弾くギタリストとしての布袋が好きだったんだなあと自分の原点を思い出した。あの無駄な動きにエフェクターを駆使したギターワーク。ミスも気にせず弾き殴る暴れっぷり。なつかし〜い。先の RIP SLYME との共演はなんか「お客さん」って感じだったもんな。YouTube で COMPLEX の BE MY BABY を発見したのでこれも見る。昨日の吉井和哉は吉川並みには健闘してた。

同じ頃他のチャンネルでは10月から始まったニュース番組「 NEWS ZERO 」にスガシカオが出演。番組のテーマソングが今日(えっ?)完成したのでそのお披露目とのこと。「『夜空のムコウ』の〜」とか「村上春樹が唯一認めた邦楽ミュージシャンの〜」とか売り文句がちょっと痛かったが、曲自体はよかった。今日は特別にアコースティックバージョンで披露…ってそれは単純に完パケしてないってことでは。

Ganerated by nDiary version 0.9.4
Weblog Commenting and Trackback by HaloScan.com

Copylight