先週は佐藤多佳子ウィークだった。出ているのを知らなかった『一瞬の風になれ 第一部』から始まって上記の二部、勢いあまって文庫版「しゃべれどもしゃべれども」、「黄色い魚」と読んだ。どれもよい。「しゃべれどもしゃべれども」ヒロイン十河のツンデレっぷりはいつ読んでも素晴らしい。ツンデレ女王各務亜樹良には負けるが、孤高のツンデレ太刀洗万智には迫る勢いである。 あと瞳子を入れて四天王を結成すべきか。(←べきか、じゃねーよ)
五枚そろわないとカードにならないポーカーの中で、スガさんは最後の一枚が引けなかった。
(アルバム「4Flusher」発表時の「ロッキンオンジャパン」のレコード評より)
cite ( 「スガシカオの10年」『bridge』50号,2006年 )
今回めくられたカードでは、ロイヤルストレートフラッシュを狙うのは難しいのでは、と思う。作者はそれに気付いているのだろうか。もちろん僕の気のせいかもしれないし作者に「そんなものは狙ってませんよ」と言われるかもしれないし、そもそもポーカーに例えること自体が間違っているかもしれない。
吉井和哉ゲストの「僕らの音楽」で、布袋が彼の代表曲のひとつ「スリル」で吉井と競演。布袋のあまりの布袋っぷりにゲラゲラ笑いつつも感動した。そうか俺はボーカリストの横で戦いながら弾くギタリストとしての布袋が好きだったんだなあと自分の原点を思い出した。あの無駄な動きにエフェクターを駆使したギターワーク。ミスも気にせず弾き殴る暴れっぷり。なつかし〜い。先の RIP SLYME との共演はなんか「お客さん」って感じだったもんな。YouTube で COMPLEX の BE MY BABY を発見したのでこれも見る。昨日の吉井和哉は吉川並みには健闘してた。
同じ頃他のチャンネルでは10月から始まったニュース番組「 NEWS ZERO 」にスガシカオが出演。番組のテーマソングが今日(えっ?)完成したのでそのお披露目とのこと。「『夜空のムコウ』の〜」とか「村上春樹が唯一認めた邦楽ミュージシャンの〜」とか売り文句がちょっと痛かったが、曲自体はよかった。今日は特別にアコースティックバージョンで披露…ってそれは単純に完パケしてないってことでは。