小田原山越えでの、学連選抜のメガネ君がすげぇ。ひょうひょうとした顔と足どりでどんどん他校を抜き去っていきますよ?その風貌から心の中で”飛脚”とあだ名をつける。
昨日の”飛脚”ことメガネ君は鐘ケ江君と言うらしい。MVPにも選ばれましたよ!筑波大学工学部の学生さんで来年からはANAの整備士になるとのこと。なんかかっこいいぞ。
今週のモーニングでプラネテス実質の最終話。結局”愛の話”でまとまってしまった。個人的にはロックスミス側の話を突き詰めて欲しかっただけに残念なところもあるが、しょうがないか。物語に対して深くのめりこんで描くタイプのようで、途中から作者自身テーマの重さについていけなくなった感じがあった。例えばこれが「MOONLIGHT MILE」の作者だったら、絵空事として割り切って描いてたんじゃないかな?とも思う。年齢の差か、物語に対する距離の差か。
最終回とせずに”ながいお休みをいただきます”とした編集部は良い判断をしたと思う。例えば十年後でもいい。人生経験をつんだ作者が描いた、この話の続きを読んでみたい。
一気に「有限と微小のパン」の後の時点まで時間が経過。犀川と萌絵のその後が語られる。
全てにおいて容赦が無い。ネタバレの度合いにおいてもストーリーのぶっ飛び具合においても。天才は異なる速度でひとり先へと進み、常人に出来るのはその背中をみることだけ(*1)。V、S&Mシリーズのエピローグ的作品で、もう続きが書けないよう全てのケリをつけようとしている。
あと。”秋”の段階でこの内容だと”冬”はどうなるんでしょうかね。……読めたぞ!きっと”冬”は○○の○○○○が○○
になって女王の百年密室につながるんだ!
あともうひとつ(コロンボ風に)。あの”夢”は本当に夢?
これまで感じていたヒカルの碁の終わり方に対する疑問を解消してくれるか?と思ったのだが、残念ながらそれはかなわなかった。
「ヒカルの碁は打ち切りか?」と「ヒカルが韓国戦で負けたのは外部の圧力があったからか?」という二つの問いはそれぞれ別のものであり、「ヒカルが韓国戦で負けたのは既定の方針だった。ゆえに「ヒカルの碁」は打ち切りではない」という論旨は成り立たないはず。