幻の黒猫

2002年の日記もどき:7月

7.23.2002

[GAME] 「白詰草話」感想

2002/07/23

やっぱり「大槍葦人のイラスト集CD」でした、みたいな。

感想を書くべきか非常に迷った。が、”これは「買い」ですね!”なんて書いた以上そのけりをつける必要はあると思う。正直すまんかった。

先に書いたように、これまでに無い新しいシステムは良し。絵はもちろん良し。音楽もいい。がしかし肝心のシナリオが全てをぶち壊していた。

実のところ体験版収録の第一話をプレイした時点でいやな予感はあったんだ。主人公の属する特殊組織の研究所が工事資材と偽って運び込まれた爆薬で破壊されるわけだが、あんたらヤバイ研究してるんだからそれくらいしっかりチェックしろよ!と思った。しかも爆発炎上する施設を見ながら「これからどうなるんだ?」「知らないわよ」などとのんきな会話を行う始末。アホか!何度もいうけど、ヤバイ研究してるん自覚があるんだったら、逃亡する際には全てのデータを自ら爆破、破壊するのが当然だろ?そのころ爆破した敵の人たちは、消防(警察?)のふりをして現場に残った様々な物を回収、解析しようとしておりましたとさ。

先の感想で”ストーリー、は体験版では良くわかりませんが〜”とお茶を濁しておいたのは、まあこんな細かいところをつついて、もしこの文章を読んだ人の購買意欲を削いでしまったらいけない、と思ったから。がしかし、結局全編この調子でした。とにかく主人公の属する組織はわきが甘い。一時的に用意したセーフハウスをド素人の雑誌記者に盗聴されるし(組織の「情報部」は何のためにあるんだ!同じく盗聴している”敵”の人たちに心配されてるぞ!)、貸切りでもないプールでいきなり味方同士でバトルを始めてそれをしっかり目撃されてるし(だから君たちそれは最高機密なんじゃ……)、主人公も、ちょっと”敵”に攻撃されると自分の名前を冠される研究所の所員を見捨てて先も考えずあっさり逃亡するし(そのまま南の島でセクース三昧エンド有り。)、もう、ドキュソの群れですよ!

ストーリーの終盤でいきなり敵のボスが”人類の救済”とか言い出して話が大きくなってきたなぁ、と思っていたらアレヨアレヨというまに終わっちゃいましたよ?主人公が死んで。……ハァ?ま、まあこれはプレイ一回目ということで再プレイ時にもっと詳しい説明があるでしょう。……殆ど同じでした……。ラストがちょっと違うだけ。なんだそれ?

結論。大槍葦人氏は絵に専念してください。おねがいします。

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