幻の黒猫

2002年の日記もどき:10月

10.15.2002

[comic]「羊のうた(冬目景)」最終回のこと。

2002/10/15

コミックバーズ11月にて、ついに羊のうたが最終回をむかえました。が、このエンディングは納得いかない。「エリア88かよ!」と叫びたくなりました。

予想の範疇だったとはいえ、このラストはある意味一番無責任な終わり方だと思います。吸血病の謎や千砂と父親との確執、八重樫さんと一砂との関係など、全ては放り出されたままなかった事に。田村由美や藤田和日郎なら、倍以上の冊数を費やしてでもそれらに決着をつけようとしただろうし、この物語にはそれが必要だったと思う。

さて、チェックすべき作品ももうないし江川達也は連載を始めるし、コミックバーズともお別れだな。

10.28.2002

[comic][ふ]「EXIT 8」藤田貴美:幻冬舎コミックス

2002/10/28

というわけで久しぶりの新刊をゲット。現在進行中の物では唯一無二のロック漫画です。

夏。 VANCA の面々は、野外フェスとツアーに明け暮れる毎日である。移籍後出したアルバムは、地味ながらも根強い人気を見せチャートに載りつづける。安定期に入った感のある VANCA。しかしその周辺では、それぞれ悩みと苦しみを抱える人たちがいた……。

素晴らしい!!。相変わらず面白いです。VANCA 自体はそれなりに順調に活動しており、物語の焦点はその周りの人々へと移りつつあるようです。藤田作品の特徴とも言える今にも壊れそうなギリギリ感は薄れていますが、その中に時々将来の破局を予感させるカットが挿入されていて(p69,74)ドキッとさせられます。

実はつい先日ブクオフで「WALLFLOWER」3―6 をまとめてゲトしていたので、本巻を読むにあたって新鮮な感動はなかったのです。が、雑誌版と比較してみて、単行本化するにあたって細かく手が加えられていることに感心しました。頁数の制限からかキチキチに詰めこまれたような印象の雑誌版に比べ、コマとコマのつながりを緩やかにすることによって、ストーリ自体は同じなのに格段に読みやすいものとなっています。

追記。移転してリニューアルした幻冬舎コミックスのサイトを覗いてみたら、「WALLFLOWER」は存在自体が無かったものとされているようなんですが……。だ、大丈夫か!?

10.30.2002

ライトノベルファン度調査

2002/10/30

流行りものとしてやってみました。>>

既読は300作品中 109作品です(平均は 41.73作品)
4324 人中 258 位でした。

とのこと。(結果の一覧)。上位作品の中で読んでいない物として「スレイヤーズ」「フォーチュン・クエスト」「キノの旅」「無責任艦長タイラー」「魔法戦士リウイ」など。有名どころを余り読んでいないにも関わらず結構良いスコアを出せたのは、コバルト作品を結構押さえてあったせいだろうか。

ミステリやSFと違ってライトノベルは男性向け女性向けがハッキリと分かれているので、集計結果の評価は難しいと思う。ランキングの下方を女の子向け文庫が占めているのも全回答者の男女比率と無関係ではないだろう。回答者の性別くらいはチェックするべきではなかっただろうか。

「D」があってエイリアンもキマイラも入ってないのはどういうこと?とか言いたいことは色々あるが、まあいいや。「あなたがそうだと思うものがライトノベルです。」ということで。あ、それとリストの中に「東京忍者(ぶらじま太郎)」を入れた人。グッジョブ!

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