幻の黒猫

2001年の日記もどき:2月

2.1.2001

「スカート & 男」だとか

2001/02/01

「制服ゲット」といった検索ワードでこのサイトにやって来た方、ご期待に添えなくて本当にごめんなさい。しかし、”スカート”and”男”でどんなサイトを探していたのでしょうね。スコットランドの民族衣装?

2.5.2001

[book][こ]「マリア様がみてる いとしき歳月:前編」今野緒雪:コバルト文庫

2001/02/05

シリーズ第7弾。いよいよ3年生が卒業間近。おそらく盛り上がるであろう後編にそなえたのか、今回はギャグ満載お笑い系な話。とはいえ、仮にも薔薇さま候補があの隠し芸はないでしょうに…フカザワサン。

2.8.2001

[nDiary] nDiary 覚え書き(1)「CSS 一覧」

2001/02/08

nDiary 用日記テンプレート html に手を入れている。スタイルシートを定義するさい、nDiary で使用されるタグと( <div>タグ内で指定される) CSS のクラス名を忘れてしまいいちいち調べるのが面倒なので、ここに記しておくことにしよう。

[タグ一覧]
名前内容
h4日付
h5各トピックのタイトル
p各ブロック
[ class 要素一覧]
名前内容
day本文
footnote脚注
versionnDiary のヴァージョン
quoteQuote:ブロック
codeCode:ブロック

同様に、各フィルタにて挿入されるCSS クラス名の一覧。

フィルタ名クラス名
monthindexmonthindex
indexcaptionday
calendarcalendar
scheduleschedule

これらの定義を例えば diary.css なんてファイルにまとめて、Template.html で読み込むようにすれば、スタイルの変更が楽になるハズ。

専用トピックス設置のこと。[nDiary]

2001/02/08

nDiary 関連のトピックスを別に出力しました。これをリンク集にまとめるという発想は面白いですね。とはいえ、私自身は特にフィルタを自作することもなく、ただ有り難く nDiary を使わせていただいているだけなので、何のお役にも立てませんが。

2.10.2001

今日の古本屋。

2001/02/10

M.ラッキーのタルマ & ケスリーシリーズ(創元推理文庫)が3冊とも100円で売られているのを発見。購入。月刊アスキーDOS/V ISSUE 2000年8月号がCD−ROM付きで300円。BeOS5が入っているらしい。ためしに購入。

BeOS 5 Personal Edition

2001/02/10

を早速インストールしてみる。ふむふむ。Windowsパーティション内に仮想ディスクを造り、その中にインストールされるわけね。とりあえずBeOS が起動するところまではつつがなく終了。だけど、モニタの周波数が合わないのか、いくら調整しても表示位置が合わない。う〜ん。Linux で X サーバを設定した時も苦労したが、今回はなまじ半自動なだけにかえって細かな設定ができずいらいらするぞ。今日はあきらめよう。

2.13.2001

[book][お]「黒祠の島」小野不由美:祥伝社ノンノベルズ

2001/02/13

十二国記シリーズが人気の作者による、「屍鬼」以来久々の新刊。孤島が舞台の本格推理。

主人公の式部剛は探偵である。ある日、知人のルポライタ葛木志保が失踪した。彼女の足跡をたどるうち、式部は彼女の出身地である小さな島へとたどり着く。そして彼は、そこで奇妙な殺人事件へと巻き込まれることになってしまった…

横溝的な血の因習を題材に、「屍鬼」でも挙げられた物事に対する”善悪”の定義も掘り下げた深みのある作品となっている。推理小説としても上出来。さすが綾辻行人のパートナーを張るだけはある。

余談。

ちなみにめざせシリーズ全100巻な作家某KKさんも、閉鎖された土地の血の因習を題材としたミステリを先日出版された。似たような作品を続けて読んだわけだが、もお話の密度が全然違う。まあ一月に1冊書きなぐっている人と比べるのもなんだけど、小野不由美さんさすがですわ。

あと、小野さんのことを「主上」と呼ぶのは馬鹿っぽいからやめたほうがいいと思う。

[comic]「すべてが F になる」漫画化のこと。

2001/02/13

今月の月刊バースから、ついに森博嗣原作「すべてが F になる」の連載が始まった。先月号の予告をみて覚悟はしていたもののここまで凄いとは思わなかった。こ、これが犀川?これが萌絵?この作者はどこから電波を受信して描いてるんでしょう?私には理解できませんでした。一度は読んでおくべき作品(そしてもちろん一度で十分)。

nDiary 0.9.2 [nDiary]

2001/02/13

ヴァージョンがあがってますね。特に現時点での不都合はないのだけど、新し物好きなので早速導入する。特に不都合も…とエラー!

error: 20010101's diary duplicated

調べてみると、/log ディレクトリ以下にサンプルとして20010101.diary ファイルがあり、それが自分の .diary ファイルとコンフリクトしていることが分かった。これを消して再実行。よし成功。

2.16.2001

[book]小野不由美考

2001/02/16

「黒祠の島」を読んでまず思ったのが、小野不由美さんは(キャラクタよりも)共同体を構成するシステムに興味が有る人なんだなぁということ。ゴーストハントシリーズは未読なので分からないが、最近の作品はどれも固有のシステムを持った共同体の、外からの来訪者をきっかけに起こる反応を描いたものとなっている。(表1)

表1
作品名共同体の名前中心来訪者
東亰異聞東亰(日本?)天皇 / 鷹司家開国 / 妖怪
十二国記十二国(世界全体)蓬山(海客、山客)?
屍鬼外場(村)寺&医者屍鬼
黒祠の島夜叉島(村)神領家探偵
* 「十二国記」世界の中心は王ではない。麒麟による十二の国を維持するシステム全体を共同体としてとらえると、その中心は蓬山となるはず。

共同体の中心が逆に”外”と通じているのも小野不由美作品の特徴。東亰異聞の鷹司家は、開国の立役者の一人であり、同時に裏の外敵である妖怪を封じ使役する陰陽師の家系でもある。十二国記の蓬山は唯一虚海を自由に行き来できる生き物、麒麟が生まれる所。屍鬼では若御院の静信が作家として発表した作品が砂子を呼ぶきっかけとなった。黒祠の島における真の探偵役( = 外から客観的に事件を把握して判断すべき人物)は、誰だったか?

この中で「屍鬼」が奥深い内容となっているのは、この作品が共同体の崩壊を二重に描いたものだからだ。つまり、初期段階の外場(村)に対する屍鬼の侵入と、屍鬼が造ろうとした彼らの世界への人間の攻撃による、それぞれの共同体の崩壊である。

さて、小野不由美の代表作である「十二国記」において、その世界を構成するシステム自身への追求は作品内部で未だなされていない。このシリーズと平行して書かれた諸作品がいずれも共同体のシステムがテーマとなっているのは、おそらく「十二国記」世界への考察から派生したものではないだろうか?としたら、「十二国記」シリーズもいずれ世界全体の構成へと言及される時がくるのかもしれない。

2.24.2001

新型 iMac のこと。

2001/02/24

先日発表された iMac のデザイン、花柄に水玉ですって。さすがにそれはいかがなものか。70年代フラワームーブメント復活をめざす!とか?

2.25.2001

TINAMI再登録のこと

2001/02/25

イラスト系サーチエンジンTINAMI に再登録した。そもそも昨年夏、TINAMIのリニューアルとそれに伴う再登録の勧めを知らせるメールがすでに届いてはいた。しかし当時自分のサイトは休眠状態で、更新を再開してから登録しようと考え、その時は見送り。そしていつの間にやら季節は冬を迎えもうすぐ春ですよ!自サイトの再構成も一段落し画像倉庫もとりあえず復活したので、再登録の申請に出向いた。

それに合わせて、お絵描きさんねっとわ〜くTallyho! にも登録。同系のサイトは他にいくつも有るが、どこも一長一短で登録したい気になるところはなかった。接続・閲覧性、更新頻度、その他もろもろから考えても TINAMI はさすがなぁと思った次第。

2.27.2001

ロボット犬は本物の犬に代われるか

2001/02/27

さすが WIRED とでも言おうか、アイボは犬の代用物となることか出来るか、真面目に比較している。う〜ん。アイボはアイボ、犬はいぬで別にいいじゃんねぇ。

例えば自分は委員長萌え〜とか茜ラヴ〜とか言ってきたけれどそれが現実の女性の代わりになると考えているわけじゃないし、現実とその代用品という位置づけでしか物を見ないのは視野があまりに狭いように思える。

まあアイボ買うならプーチを買うけどね。俺は。

>>ロボット犬は本物の犬に代われるか(上)(下)

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