幻の黒猫

2004年の日記もどき:5月

5.2.2004

[cg] マリみて由乃 x 祐巳

2004/05/02

今日の落書き

絵板で描いた落書き。絵板の可能性を見た!

こういった落書きは日記とはコーナーを分けたほうがいいのだろうか?

[misc] VANCA のモデルは BOOWY ですよ?

2004/05/02

藤田貴美『EXIT』の感想を読み歩いていて驚いたのが、「主人公の属するバンド” VANCA ”のモデルがさっぱり分からない」と言っている人が結構いること。そうか…氷室と布袋が一緒にバンドやってたなんて知らない人がほとんどなのか。最近解散ライブ DVD がヒットしたりして最注目されたと思ったんだけどな……。

そういえば布袋がミュージックステーションに出た次の日、後輩が布袋のことを「あのでかくて顔の怖い人ってミュージシャンだったんですね!」と言ってて激しく脱力したことを思い出した。

[game] シャイニングシリーズ復活!しかし……

2004/05/02

キターッ!と思ったが、その後ぞくぞくといやーなニュースが。オリジナルを創ったキャメロットが参加してなかったりファミ通に掲載された復刻版の追加要素や新作のキャラデザがどうもいけてなかったり。分かってないなぁセガ、というかその分かってなさっぷりがセガの真髄なわけですが。

5.3.2004

[cg] マリみて祐巳 x 瞳子

2004/05/03

20040503の落書き

絵板で描いた落書き。手をつなごうシリーズその2。

5.4.2004

[cg] マリみて聖 x 志摩子

2004/05/04

20040504の落書き

絵板で描いた落書き。手をつなごうシリーズその3。

5.5.2004

[game] ベイグラントストーリー

2004/05/05

FF12への予習として、中古屋で買ってきたベイグラントストーリーを遊んでいる。映画のようなオープニングはさすがタクティクスチーム!という出来ですね。当時は美麗なグラフィックと言われたらしいが、今見るとポリゴンがあまりにもちゃちい。ゲーム自体はダンジョンの探索を延々と繰り返しその間にストーリーが挿み込まれるという感じ。システムがカプコンのブレス・オブ・ファイアV ドラゴンクォーターに似ている。説明書を読んでもよく分からない複雑さだが、はまると奥が深そう。

[misc] 絵板の落書きのこと。

2004/05/05

昨日、一昨日と描いた落書きをアップロードしていなかったことに気付いた。普段は /diary/ 以下のディレクトリをミラーリングアップロードしていてそれでよかったのだが、落書きは別のディレクトリに保存していたことを忘れていた。nDiary は静的生成で、ローカルではちゃんと表示されていたのでそれで満足していた。

5.6.2004

[misc] 劇場版Zガンダム!

2004/05/06

以前より噂にささやかれていたZガンダム劇場版のネタがついに公式に発表されたらしい(シャア専用ブログより情報のまとめ)。僕は初代ガンダムを見たことがなく、テレビ東京で毎朝再放送されていたZガンダムを見てから学校に通っていたゼータ世代なので楽しみで仕方がない。気になるところといえば、この企画に富野監督の意志はどの程度含まれているのか(企業側のビジネス的な物が多分にあるのではないか)ということと新しい永野メカは出てくるのか?ということ。

そういえば当時録画した最終回と一つ前の回のビデオは消さずに今でもずっと保管してある。このビデオはホント、テープがびろびろになるまで繰り返し見た。ほとんどみんな死ぬか発狂するかという余りにも突き抜けた最終2話の展開には、激しい衝撃を受けたもんだった。

あ、あと高校の時に学校に富野監督が講演に来たことを思い出した。みんなが余りにも話を聞かずにおしゃべりするんで、監督がキレて途中で話を切り上げて帰ってしまったという曰くつきの代物だった。監督が帰った後生徒指導の先生から一時間近く説教された記憶アリ。「アクシズ、行けっ!忌まわしい記憶と共にっ!」

5.8.2004

[cg] マリみて祥子 x 祐巳

2004/05/08

20040508の落書き

絵板の可能性を探るシリーズ。最後で気力が尽きて雑になってしまった。祥子さまが微妙に傾いていることに描きあがってから気付き鬱になる。

[misc] nDiary Antenna サムネイル付き

2004/05/08

久々に「nDiary Antenna サムネイル付き」を覗いてみたら、自サイトは 20040502 の由乃と祐巳の落書きがどーんと表示されていた。けっこう目立つな……。サムネイルの更新間隔は週一くらいなのだろうか。あと、以前どこぞで報告されていたサムネイルにダイアログボックスが写っている現象を「ローテンション日記」で発見。ついでに waka さんが僕の日記を読んでくれていたことを知り舞い上がる。

5.10.2004

[misc] 「OSを入れて最初にインストールする10のアプリは何?

2004/05/10

もう流行りも過ぎた気がするがやってみる。OS は Windows2000。

  1. Firefox」ブラウザ。これに伴う Extension もろもろ。
  2. 「Proxomitron(公式サイト消滅。Proxomitron-J でダウンロードできる。)」HTMLをフィルタリングするローカルプロクシソフト。バナーを消したりブラクラを防いだり。もはやこれ無しではサイトの閲覧するのが怖い。
  3. Noah」アーカイバ。多数の形式に対応していて軽い。必要なDLLを自動でダウンロードしてくれる。
  4. Thunderbird」メーラ。しばらく電信八号(+Z号化)を使っていたが、今はこれを。
  5. Asroc=Launcher」アクティブウインドウに貼り付いて表示されるランチャ。昔から使っている。
  6. FFFTP」FTPソフト。定番。
  7. WWWC」今は各種アンテナや RSS など色々あるけど、昔からのデータの蓄積もあるし重宝している。
  8. GreenPad」テキストエディタ。メモ帳並みの軽さで Unicode に対応している。機能は多くないが、大抵の場合これで用が足りる。
  9. Irfanview 」イメージビューア。定番。
  10. 窓の手」Windows の環境をカスタマイズするソフト。デフォルトのままでは遅いし使えない。

10個 インストールして、やっと最低限使えるようになったという程度。この後 Cygwin 入れて ruby 入れて nDiary 入れて。MediaPlayerClassic に各種コーデックに Winamp に……。

5.11.2004

[cg] マリみて瞳子

2004/05/11

今日の落書き

線をぼかす手法を思いついて以来、絵板での落書きが楽しくて仕方がない。暑くも寒くもないこの季節は落書きにぴったりですね。

[misc] 「このライトノベルがすごい!」集計結果を見て。

2004/05/11

思うところがあって参加せず傍観していた「このラノ」の一般参加枠集計の結果が出たようだ。とりあえずベストテンの作品は全部読んでいた。二十位まででも読んでないのは「A君(17)の戦争6」だけで、最近ライトノベル力が落ちている((c)大森望)気がしていたが、そんなことはないのかも。

しかし、このランキングはイマイチしっくりこない。イリヤが一位なのはよし。七姫物語については以前書いた。ドクロちゃんは余りにアレすぎて読み終えることが出来なかった。西尾維新と川上稔は嫌いではないが、あくまでも飛び道具でこれがメインに来てはいけないと思う。マルドゥック・スクランブルってラノベなの?成田良悟と谷川流は、上手いことは確かだが作者が小手先の技で書いている感じがあって余り好きになれない。Dクラッカーズは良さがよく分からない。

逆に女性のランキングベストテンは、バッカーノ! とDクラッカーズを除けばどれも楽しく読むことが出来た作品ばかりで、つまり自分はラノベ読みではなく少女小説読みなのか!?と改めて考えさせられたのだった。

5.12.2004

[book] 「涼宮ハルヒの憂鬱 」と「ブギーポップは笑わない」

2004/05/12

ブギーポップの話は、どうやら男子たちには内緒にされているらしい。
女の子の間だけの伝説なのだ。

cite ( 「ブギーポップは笑わない」 上遠野 浩平:p83 )

「涼宮ハルヒの憂鬱 」を読んだとき、「ブギーポップは笑わない」が進めたラノベ界の時計の針が80年代へと巻き戻されたような気がした。その感じたことについて書いてみようと思う。

僕が「ブギー〜」を初めて読んだ時、登場する女の子達が皆自立していることに強く感心した。物語を通してある事件がおき、彼女たちは、みんなそれぞれのやり方で係わる。男はその周辺を右往左往するが、物語の本質へと係わることはない。第一章が一番象徴的で、語り手の少年は最後まで事件の存在を知ることはなかったのだ。

それに比べ「ハルヒ〜」を読んで一番がっかりしたのは、ハルヒのエキセントリックな行動の裏にあったのが集団に埋没したくない、という思春期にありがちな過剰な自意識だったということ。しかもそれを埋める物が男ですって!ひとりの相手から特別に思われることでしか確立出来ないような弱さを肯定的に描いていいものなんだろうか?と思う。しかも語り手であるその少年は、ハルヒへの思いを最後までハッキリとは認めない。

「涼宮ハルヒの憂鬱 」は技術的には確かに悪い作品ではない。が、21世紀の今、大賞を受賞すべき作品だったか?について強く疑問に思ったのだった。

[game] 「卒業」が12年ぶりに復活だとか。

2004/05/12

ギャルゲーのはしり、「卒業」が復活するそうです。昔 PC-エンジンで遊んだ記憶がある。しかし、当時は類似のゲームがなかったからそれなりに楽しめたのであって、今さら復活されても……といった感じ。

[misc] オヤジ化か?

2004/05/12

昨日の絵が「エロい」と言われた。自分では全くそう思わなかったのでちょっと驚き。色々と感性が鈍っているのだろうか。プレイボーイのヌードグラビアも平気で立ち読み出来るしな……。

[misc] 岡崎律子さん死去

2004/05/12

僕はこの人のことを知らなかったのだが、巡回しているサイトの9割近くがこの人のことを言及していた。意外な有名人なのか僕の巡回先が偏っているのか……。

5.13.2004

[book] 「ラノすご どれだけ読んだかにゃ?」(from 有里さん)

2004/05/13

「このラノ」の一般参加部門で2票以上を獲得した作品の既読アンケートとのこと。全183冊のうち76冊が既読だった(一覧)。なんだかんだいいつつ谷川流も成田良悟も全作読んでるんだよな。Dクラッカーズは途中でやめたけど……。

5.14.2004

[misc] 「このライトノベルがすごい!」のコラムがすごい。

2004/05/14

冲方丁 まだ見ぬ地平へ」を読む。今まで思いもしなかった視点からの評論にもかかわらず、読み終えるとこれほど的確な『イリヤの空、UFOの夏』論はない、と思える内容だった。久美沙織の「創世記」といい、「このラノ」は投票とその結果よりこっちのコラムこそがメインだと考えたほうがいいと思う。

5.15.2004

[misc] はずかしい話。

2004/05/15

僕は、中〜高と THE ALFEE のファンでした。それは別にいいのですが、当時友人に「日本の三大ギタリストに当然タカミー(王子)は入るよね」と自身満々に語っていたのはさすがに今思い出すと恥ずかしいと思いました。

[misc] つじあやのの京都弁萌え

2004/05/15

つじあやのが先日ラジオにゲスト出演してて、彼女がかすかな京都なまりで話していたのがすげぇ萌えた。標準語で話そうとして隠し切れない感じが特に。

5.16.2004

[book] 『別冊宝島 森博嗣本』宝島社

2004/05/16

森博嗣のファンブック、『森博嗣本』を読んだ。森先生と西尾維新との対談が収録されている。西尾維新が言葉の限りを尽くして森博嗣をマンセーするのに比べ、森先生は欠片も西尾維新の作品に触れないことに笑った。多分森先生は西尾維新の作品を読んでないんじゃないかと思う。他に森先生の全作品紹介や主な登場人物のプロフィールなど。キャラクター紹介のデータは『四季』より前のもので構成されていて、ちょっと食い足りなかった。

その中に森作品に隠された謎を解読するコーナーがあったのだが、自分が見逃していた事がたくさんあった。特に『迷宮百年の睡魔』に登場する女王メグツシュカの正体には驚愕した。あわてて『迷宮百年〜』を読み返し、「へぇ〜」の連打。四季の冬まで読んでおきながら全く気づかなかったYO!改めて「メグツシュカ」で検索してみると、『迷宮百年〜』の段階で気づいていた人が沢山いて萎える。みんなすごいよ……。

[misc] スガシカオ as 犀川はどうよ?

2004/05/16

『森博嗣本』を読んでいる最中にスガシカオが新曲の宣伝でテレビに出ているのを見て、もし実写化したら犀川役はスガシカオがやったら面白そうだと思った。特に原作に合わせて野暮ったくせず、茶髪パーマに色付き眼鏡のままでいい。漫画版の犀川があそこまでファッショナブルなんだからこれも有りでしょう。シカオちゃんはリーマン経験のたまものでやけに社交的なリーマン口調なので、そこはちょっと直してもらって。あのかすれた低音で意味なしジョークなんていわれたらもう、たまりませんな。

5.17.2004

[book][う]「春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る」宇江佐真理:新潮社

2004/05/17

舞台は江戸。村椿五郎太は、ご先祖の些細な失敗が原因で役職につけずにいる貧乏侍だ。乳兄弟の伝助がやっているお茶屋で手紙の代筆という内職をしながら、学問吟味(*1)の合格をめざし学問所で勉学に励む日々である。幼なじみの紀乃と将来を誓ってはいるのだが、職を得ないことにはそれもかないそうにない。そんな彼が代筆稼業の中で色々な人と巡りあいながら学問吟味に合格するまでを描く、連作時代小説。

読み終わって幸せな気持ちになれる、そんな話だった。なんと愛らしい登場人物たちなのだろう。悪い人間は一人も登場しない。主人公はその実直さゆえに色々な人と親交を結び、それがめぐりめぐって、彼が試験に合格するための強い手助けとなる。最後、試験に受かった五郎太が紀乃とめでたく祝言を挙げることになり、これまで出会った人々が勢ぞろいして彼を祝うシーンでは、主人公に合わせてこっちの胸まで熱くなった。

[misc] つれづれ

2004/05/17

上の本は、確か数日前に nDiary antenna 経由で巡回したどこかのサイトで感想文を読んで面白そうだと思い読んだもの。が、それがどこのサイトだったか度忘れしてしまった。改めてアンテナを巡ってみたのだけどどうも見つからない。もし、自分のことじゃないか?あるいはこのサイトじゃないか?と思われた人がいたら、コメント欄にでも連絡ください。

*1: 公務員試験のようなもの(?)

5.18.2004

[Baseball] 2ch ダイエーホークス関連スレ

2004/05/18

前田、カラスコ、水田とキャンプファイヤーしよう
今年のプロ野球を象徴するような素敵スレ。終盤に登場してはあっという間に炎上しゲームを台無しにする中継ぎ、ストッパー陣が集ってキャンプファイヤーしています。我らがホークスの守護神水田も、当然このスレに常駐しては火に薪を足していましたが、余りにやりすぎていなくなっちゃいました。
【学級日誌】私立ホークス学園【3冊目】 まとめサイト)」
ダイエーホークス球団を学校に見立て、同校の生徒たちが日々日記を綴っています。みんなキャラが立ってて面白すぎ。魔法使いな鳥越や大阪弁でカツアゲ大王斉藤和巳。なんで杉内はベルマーク係なんだろう?そして「いや、別に」が口癖のクールな和田なのだった。しかし、小久保ネタが絡んでくるときの斉藤和巳の日記は、読んでいて切なすぎる。

5.20.2004

[Internet] J-COM 規制中

2004/05/20

ここ数日、タブブラウザでちょっと多い枚数のページを開いて画像サイトを閲覧したりしていると、接続が切れて無反応になる。と思ったらちょっと間をあけると何もなかったように表示しだすのでなにが起こっているのか?と考えていたら、どうやら J-COM が同時接続に規制をかけて来ているらしい。以下 2ch 某スレから引用。

900 名前:名無しさんに接続中…[sage] 投稿日:04/05/20 04:19 ID:3dQW3rDP
>>891
するどい指摘だ。
うちも一昨日くらいから画像の多いWeb表示でセッションタイムアウトが頻発してます。
で、いま検証したらセッションが応答しなくなってから、応答再開するまでの間隔が
なんとほぼ1分30秒・・・って完全にセッション数制限をしているようです。
単位時間当たりのセッション数が制限値(細かい数字は不明)を越えると、1分30秒の
無通信ペナルティを食らうみたい。
こんなバカな制限を平気でするなんて、J-COMってほんとに糞だな。

今まで MX や Winny には関心が無く J-COM が色々規制をしているという話を聞いてもふ〜んと思っていたが、普通にサイトを閲覧する程度で引っかかるってのはやりすぎだろう。
何を考えているんだJ-COM

これを機にプロバイダの変更を考えるべきかもしれない。

[game] TUMIKI Fighters0.2

2004/05/20

フリーなシューティングゲーム界のマエストロ、長 健太氏による最新シューティング「TUMIKI Fighters」がバージョンアップした。前バージョンはは難しくてイマイチ遊びきれなかったのだが、今回の更新でかなりルールが変更され、へたれシューターな自分でも思いっきり楽しめるようになった。

このゲームは「粘着系ぺたぺたシューティング」とのことで、つまり倒した敵が自機にくっつけて再利用できるということ。

使用前

これが

使用後

こうなる。塊が大きくなると、画面が自機の(!)弾幕で覆い尽くされておもわず笑っちゃうような光景になる。自機の大きさに応じて敵の弾幕も激しくなるので、そこまで大きく育て上げるのは難しいのだけれど。

5.21.2004

[misc] 富野由悠季、大いに吼えたらしい。(fromシャア専用ポータル

2004/05/21

講演で寝ていた客に一喝。慌てて謝り「話を聞かせてください」と懇願する客を許さず、しまいには「出て行かないと殴るぞ!」と吼え叩き出したたとか。さすがだ。ちっとも変わってないよ!

これを読んで、当時の記憶がハッキリとよみがえった。怒りを爆発させた後、「このような状況では講演が出来ないので中止するが、講演が終わる予定の時間までは別室で待機しておくので、話が聞きたい人間は直接来なさい」と言って出て行ったのであった。当時の自分はヘタレだったので、全校生徒を差し置いて一人話を聞きにいく勇気がなかった。今だったら、絶対いくね。

5.22.2004

[misc] 「犬:対話機能がわかりましたか。つかれた画面。」(from 「中村正三郎のホットコーナー」内 MS Watch )

2004/05/22

マイクロソフトが、英語で書かれた技術情報文書を機械翻訳して提供しているのだが、それがあまりにも珍訳すぎてたまらん、という話。上はその一例だが、ウインドウズの中を必死で走り回る犬の姿が浮かんできて微笑ましい。

[Internet] 集え北米アニオタ!(from nいわゆる日記)

2004/05/22

「ASK JOHN ふぁんくらぶ」が面白すぎる。ANIME NATION 社の公式サイトに寄せられた北米ANIMEファンからの様々な質問に、ジョン・オプリガー氏が答えた物を翻訳しアーカイブしたものらしいが、前提となる知識の無い外人アニメファンの身も蓋もない質問の数々に打ちのめされた。

  • 「問:仏教国なのにクリスマスがよく描かれるのはどうしてですか?」「答:クリスマスが日本にも根付いているのは、単にお祝いをして贈り物をし合うのが楽しいからであって、クリスマスにかこつけていろいろと派手な装飾するのが非常に格好いいという、それ以上の理由はないと思われます。」
  • 「問:純白のパンティをネタにしたものが多いのはどうしてですか」「答:私の知るところでは、多くのANIMEで頻出するいわゆるパンチラには何も深い理由それに理由付けもないようです。(白には純粋さ、無垢さの象徴という意味があるとの補足コメントも)」
  • 「問:HENTAIもの(*1)の『Discipline』はどうしてもっと知られないのでしょうか」「答:単に出来が悪かったです。」
*1: いわゆる十八禁アニメ

5.23.2004

[misc] つれづれ

2004/05/23

昨日ブックオフで「存在自体がミステリー」な富士見ミステリー文庫のとある小説を買ったのだが、それが見事なまでに地雷だった。読んだこと自体を無かったことにしたいほどだ。しかもこれに続編が出ているってのが怖い。日本の将来が不安だ(*1)。しかも作者が開き直って、後書きで温帯みたいなことを言っている。作家が読者を選ぶな!

*1: 言い過ぎ

5.24.2004

[book] 『七姫物語』感想再び

2004/05/24

一度『七姫物語』の感想を書いてはみたものの、自分の言いたいこととは微妙にずれている気がして、ずっと気になっていた。それが今日、一歩さんのところの感想を読んでやっとしっくり来た。つまり『七姫物語』は、ずっと続いている長い祭りの話なんだ。彼らは、絶えず先を、上だけを見て進み、それは高揚感はあるものの、読んでいてどこか不安になる。

一歩さんが懸念している結末については僕は別の意見で、作者が確信犯的に夢物語を書いている以上、「夢の終わり」を書くことは無いと思う。このまま順調にシリーズが続いたとして、おそらく最後は黒曜との対決になるだろう。きっと、カラたちと黒曜とは裏で手を結んで表向き黒曜の勝ち。カラたちは死亡したこととし、テン、トエ、カラの三人は中原へと逃れそこでまた成り上がりを目指す、といった、「夢はまだまだ続いていく」的な終わり方になるんじゃないかと考えるのです。

[book] 『七姫物語』と『十二国記』

2004/05/24

そして改めて、『七姫物語』と『十二国記』とは正反対の物語だと思った。まず、以前僕が書いた「月の影 影の海」の感想を引用してみる。

「十二国記」の第1作。突然異界に連れてこられたひとりの少女の話。彼女は、ひとときも休まる間もなく苦難の日々を送る。”本当の世界”などどこにもない、例え”ここではないどこか”を望んでも、そこで生きていくためにはそれ相応の努力が必要であるという、よく考えれば当たり前でもある結論。この本の最後で少女は、天によって選ばれし女王であったことが判明する。本来なら「めでたしめでたし」で終わるべき結末。だが作者は、続編において女王として即位したのち国を治めることに悩む主人公の姿を克明に描写する。

cite ( 「月の影 影の海」感想より )

正当な女王でありながら自国を治めるのに苦労する『十二国記』の少女。明らかに偽者と分かっていながら周囲の思惑により「姫」として祭り上げられる『七姫物語』の少女。両者とも身分を偽り市井で暮らすことになるが、その理由は『十二国記』が自国を治めるための知識を得るためで、『七姫物語』は姫としてすることがないから(!)。全てのベクトルがこの二つの物語では真逆をむいていると感じる。

[misc] 続き

2004/05/24

最後にひとつだけ。『七姫物語』カバーのあらすじのなかの「自らの運命と真摯に向き合うひとりの少女の姿を描いた」という文は絶対違うでしょ。真摯に向き合ってないよ!

5.25.2004

[game] 今日のTUMIKI Fighters

2004/05/25

ゲーム画面

画面に写っているのは全部自機。ここまで大きくなるとボス以外は全て瞬殺出来る。ステキ。

5.26.2004

[も]「エマ(4)」森薫:ビームコミックス

2004/05/26

最高です!。ビームで読んだ後五分ばかしドキドキが止まらなかった、エマとウィリアムが再会する二十九話まで収録されています。読者の読み進める時間をコントロールする森薫のコマ割りは相変わらず絶妙で、大事なシーンでの大ゴマの使い方も見事です。坊ちゃんが椅子を蹴ったあとページをめくるとエマの顔が一面に広がるところや、エレノアへ求婚するシーンやエマが婚約披露宴の会場へ入場するシーンでの一瞬時間が止まるような感覚はプロの技としかいえません。

あと最後のエマの顔はエロ過ぎだと思います。ドロテアのお尻も。

[misc] nDiary のリンク表記をブックマークレットで。

2004/05/26

日記を書いていて他のサイトへのリンクを貼ろうとするとき、タイトルや URL を記述するのが nDiary の inlinedecorate フィルタを使っても面倒だと以前から考えていた。そんな中、→C↓C←C↑C RakuCopy というソフトを紹介しているのを発見。これは気に入ったページのタイトルと URL を InternetExplorerの 右クリックメニューから簡単にクリップボードにコピー出来るというもの。仰々しくインストーラーが付いてはいるが、ようは Bookmarklet の一種ですね。

しかし僕のメインのブラウザは Firefox だしもっと単純な Bookmarklet はないかと探した結果、Going My Way: タイトルとURLをワンクリックでメモするBookmarkletへとたどり着いた。これを nDiary 用にちょっと改造してみる。[タイトルとURL表示]
これをブックマークツールバーへと登録して、興味を持ったページでクリックするとダイアログに inlinedecorate の書式でページのタイトルと url が表示されるので、右クリックでクリップボードへとコピーすればOK。RakuCopy と比べるとクリップボードに直接コピーされない分、手間がひとつ増えているけど、以前よりはずっと楽になった。IE でも MOZILLA 系でも使えるし。

5.27.2004

[misc] 黄金の月@つじあやの

2004/05/27

愛してやまないスガシカオの「黄金の月」をカバーしていると聞いて以来、ずっと気になっていたつじあやのの最新アルバム「COVER GIRL」を、友人から貸してもらった。激しく感謝しつつ自宅に帰りさっそく聞いてみた。……微妙だ。シンプルで生楽器メインなアレンジは原曲の良さを十分に引き出している。が、つじあやのの開放的で陽性な声が、原曲にあったある種の諦観や黄昏の気配を吹き飛ばしてしまっている。結果として、ただの”良い曲”になってしまったと思った。

ただそれは、自分がこの曲に深い思い入れがあるから満足できないだけなのかもしれない。「パレード」(シュガー・ベイブ)は元曲も好きだがつじあやの版も好きだし、「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」は、過剰に感情表現された CHARA の歌い方よりもよほどしっくり来た。特に奥田民生とデュエットした「シャ・ラ・ラ」は絶品だと思ったが、サザンファンの感想を聞きたいところ。

5.28.2004

[misc] 落書き消滅

2004/05/28

絵板でマリみての落書きをしていた。今日は支倉令の私服姿を描こうと思った。熟慮の結果、令さまにはベースボールシャツを着せることにした。細かいデザインがよく分からないので、グーグルでイメージ検索した結果を別のタブで開いて時々チェックしながら下絵をもりもりと描いた。無事下書きが描きあがった。

次の瞬間悲劇が起こった。そのまま放っておけばいいものを、もう必要ないからと、検索結果を開いていたタブを閉じようと考えたのだ。「ポチッ」とタブを閉じた瞬間、絵板のアプレットが消滅した。そう、間違えて絵板のタブを閉じてしまったのだった。しばし呆然としてしまった。

今日の教訓。閉じたら困るタブはちゃんとタブロックしよう。

[book] 『別冊宝島 静かなる謎 北村薫』宝島社

2004/05/28

作家北村薫のファンブック。作者の対談、全作品解説や主な登場キャラクターの紹介など。対談の中で『街の灯』の続編について「続きはこういうものが出てくる予定」と小ネタを披露していて、それが非常に面白そうだ。しかし予定は速くて来年、おそらく再来年と、ずっと先の話なのだった。

この本は先日読んだ『森博嗣本』と同じ「別冊宝島」シリーズで、買ったのも同じ本屋なのだが、『森博嗣本』は『ぱふ』や『ニュータイプ』等と同じオタ向け娯楽コーナー、北村薫本は文芸雑誌のコーナーと全然別の場所に置いてあった。店員はよく分かっていますね。ちなみに京極本は森先生と同じ所にあった。

5.29.2004

[comic][な]『プラネット・ラダー 7巻』なるしまゆり:集英社クリムゾンコミックス

2004/05/29

わしらは道を征かねばならぬ。
それは、常に違う道だ。
…同じ事をくり返しながら、いつも、違う明日だ。

cite ( 『プラネット・ラダー 7巻』 )

永遠に滅亡を繰り返す多層世界群と、それを救済するとされる「黒髪に碧眼の少女」カグヤの伝説。地球で普通に暮らしていた少女かぐやは、何も知らぬまま全世界の存亡をかけた争いに巻き込まれていく。

待ちに待った完結編。素晴らしい!ずっと引っ張ってきたカグヤの伝説をここでこうひっくり返すか!と思った。安易な選ばれし者による救世を否定し、自らの手で世界は救わなれなければならない、と作者は主張する。自らの意志で”救世の少女”として立つことを決意し、その伝説が偽りだということを知っても最後まで世界の存亡に係わろうとする主人公のかぐやが非常に魅力的です。よく頑張った!

掲載誌の休刊による書き下ろしという経緯があってか、細かい枝エピソードは切り捨てかなり駆け足で終わらせたという印象があって残念。本当ならもう一冊あっても足りなかったんじゃないかな。

5.30.2004

[misc] 絵板の悲劇再び。

2004/05/30

一昨日の復讐戦を絵板に挑んだ。今日は無事に描きあがった。ホッとしてセーブボタンを押した。「セーブ処理中です」とダイアログが出て、それっきり反応しなくなった。三十分ほど待ってみた。泣く泣く強制終了した。もちろん画像は無くなってしまった。

今日の教訓。セーブする前にはよくお祈りしよう。

[Internet] Bulkfeeds からこんにちわ。

2004/05/30

当日記が RSS を出力するようになり RSS Feed のディレクトリ/検索エンジン Bulkfeeds に登録してから、そこ経由で当サイトへと来られる方がけっこう多い。Google は偉大な検索エンジンだが、ページランクという仕組みがある以上よほど特殊なネタじゃない限りうちのような個人サイトが検索結果の上位に来ることはなく、結果として当サイトまで閲覧者の巡回の順番が回ってくることは極めて少なくなる(*1)。その点 Bulkfeeds のような純粋に新しい順番に結果を並べていくような検索エンジンでは、サイトの大小に関係なく同じネタで勝負出来るのだ。いや、別に勝負はしてないですけど。

と言うわけで、エマの新刊よかったですよね、とか。

*1: ああ、だから SEO(検索エンジン最適化)なんて仕事が成り立つのか。

5.31.2004

[misc] 輸入CD規制のこと。

2004/05/31

最近、輸入CDに関する著作権法改定の問題が気になっている。僕は輸入CDを買ったことは2、3度しかないのだが、だからといって無関心でやりすごすには余りに異常な事態が進行しているように思う。問題になっているのは、邦楽CDの海外版が逆輸入されて安価で販売される「還流」という現象を防ぐという目的で始まったはずの著作権法改正が、いつのまにか輸入CD全般への規制とすり替わっていたということ。

裏には全米レコード協会の関与があるのでは?とか、新たな利権に係わろうとする『族議員』の存在が噂されたり、きな臭いこと極まりない。日本レコード協会が提出した法改正の根拠とされる資料も、何の裏付けもないことが証明されたとか。

[book][な]「春になったら莓を摘みに」梨木香歩:新潮社

2004/05/31

(前略)自分が彼らを分からないことは分かっていた。好きではなかったがその存在は受け容れていた。
理解はできないが受け容れる。ということを、観念上だけのものにしない、ということ。

cite ( 「春になったら莓を摘みに」p184 )

著者が学生時代すごした英国の下宿の主人・ウェスト夫人やその周りの人々との、現在まで至る交流の日々を綴った著者初のエッセイ集。

「家守綺譚」を読んだ後、「からくりからくさ」「りかさん」「西の魔女が死んだ」「 村田エフェンディ滞土録」と立て続けに読んできた。どれも素晴らしかったが、色々と考えてしまい感想を書くことが出来なかった。

「 春になったら莓を摘みに」を読み、エッセイ集でありながら作品の手触りが氏の著作とほとんど変わらないことに気づく。氏の作品の登場人物の生き方や考え方は、著者自身のものでもあるのだろう。最後の章で、この本が 9.11 事件以降に書かれたことが分かる。何故、著者が今、このエッセイ集を書かなければならなかったか?それを改めて考えた。

[misc] をりゑンと三姉妹(fromB面

2004/05/31

三姉妹の面白おかしい毎日を綴った実写四コマギャグ。オリエントがなんなのか知らなかったので一瞬引いたが、四コマ自体は本当に面白い。よつばと!にも勝てるかも。

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